なんとなく転職が
後悔を生む
動く前に決めたい「譲れないもの」
転職で叶えたいことは
たいてい1つではありません。
その中で何を一番大切にするか。
求人を見る前に
ここで整理してみてください。
- 不満を整理した上で、自分が何を一番大切にしたいのかを決めておく
- 「絶対に譲れないもの」は2〜3個に絞る
- 「これは無い」の理由も書き出すと、本当に求めているものが見えてくる
20代の転職理由の1位は
「労働時間」
全体の1位は「給与が低い・昇給が見込めない」で、回答割合は36.6%。20代に限ると、1位は「労働時間に不満(残業が多い/休日出勤がある)」でした。
給与、労働時間、評価制度、人間関係。不満の種は人によって異なります。
でも、人事として多くの転職者と向き合ってきた経験から言えるのは、「不満があるから転職する」だけでは、次の職場でも同じことが起きやすいということです。
大事なのは、不満を整理した上で「じゃあ、自分は何を一番大切にしたいのか」を決めておくことだと思っています。
出典:元記事で紹介しているdoda「転職理由ランキング 2025年版」。20代と全体の順位を分けて記載しています。
優先順位のつけ方
「年収を上げたい」「土日休みの仕事にしたい」「新しい業界に挑戦したい」「通勤時間を短くしたい」「人間関係が良い職場がいい」
転職で叶えたいことは、たいてい複数あります。そして、すべてを満たす求人はほとんどなく、あっても人気が集まって競争率が高くなります。
なので、優先順位をつける必要があります。方法はシンプルです。
- 叶えたいことを全部書く
転職で実現したいことを思いつくまま書き出します。何個でも構いません。 - 2つに分ける
「絶対に譲れないもの」と「あったら嬉しいもの」に分けます。 - 譲れないものを2〜3個に絞る
これが、自分の転職軸になります。
「これは無い」を書き出す
ふだん求人を眺めていて、「この求人はちょっと無いな」と感じたもの、ありませんか。その「無い」の理由を書き出してみてください。
- 残業が月40時間以上
- 完全歩合制
- 転勤あり
- 従業員数が少なすぎる
こうやって書き出してみると、自分が無意識に避けているものが見えてきます。
「やりたいこと」が出てこなくても、「やりたくないこと」なら意外とすらすら出てくるものです。そこに、自分の本音が隠れています。
自分の転職の軸を整理する
まずは、叶えたいことを選んでみてください。その中から「絶対に譲れないもの」を絞ります。
- 1 叶えたい
- 2 譲れない
- 3 これは無い
転職で叶えたいことは?
当てはまるものをすべて選んでください。次に比べられるよう、まずは2個以上。
絶対に譲れないものは?
選んだ中から2〜3個に絞ってください。残りは「あったら嬉しいもの」としてまとめます。
「これは無い」と感じる条件は?
避けたいものを選んでください。今は思い当たらなければ、選ばずに進めます。
あなたの転職の軸
- 絶対に譲れないもの
- あったら嬉しいもの
- これは無い
求人を見るときは、この軸に合っているかを確かめてみてください。
2〜3個を選んでも、どれを一番大切にするか迷うなら、その優先順位を人事と一緒に考えることもできます。
この軸で相談する(無料)この画面をスクショしておくと相談のときに話が早いです
選んだ内容はこの画面だけに表示されます。保存・送信はされず、ページを読み直すと消えます。
職種ごとの整理の例
以下は考え方の例です。実在の人の体験談ではありません。同じ職種でも、譲れないものは人によって異なります。
- 叶えたいこと
- 夜は家にいられる/土日休み/人に教える・説明する仕事を続けたい/年収を上げたい
- 絶対に譲れないもの
- 夜は家にいられる
土日休み
人に教える・説明する仕事を続けたい - あったら嬉しいもの
- 年収を上げたい
- これは無い
- 夜遅くまでの勤務/土日に休めない
- 叶えたいこと
- 土日休み/成果が評価される/通勤が短い/転勤なし
- 絶対に譲れないもの
- 土日休み
転勤なし - あったら嬉しいもの
- 成果が評価される/通勤が短い
- これは無い
- 土日に休めない/転勤あり
- 叶えたいこと
- 年収を上げたい/成果が評価される/在宅で働ける/人間関係が良い
- 絶対に譲れないもの
- 年収を上げたい
成果が評価される - あったら嬉しいもの
- 在宅で働ける/人間関係が良い
- これは無い
- 完全歩合制/残業が月40時間以上
軸を決めておくと
後からぶれない
これまでの経験上、転職して後悔している方に共通していたことがあります。それは、「なんとなく良さそうだったから」という理由で入社を決めていたこと。
面接で好印象を受けて、条件もまあ悪くなくて、内定が出たから入った。でも入社してみたら「思っていたのと違った」と感じてしまう。
思っていたのと違ったと感じる理由のひとつは、社会人歴が短い分、仕事の中身への理解がまだ浅いことです。「営業」と一口に言っても、新規開拓なのかルート営業なのか、法人向けなのか個人向けなのかで、日々の仕事はまったく違います。「事務」も「企画」も同じです。
求人票の職種名だけでは、実際にどんな一日を過ごすのかが見えにくい。
だからこそ、求人を見るときに「この仕事は具体的に何をするのか」を想像する習慣を持ってほしいと思っています。
「一日の業務の流れを教えてください」
大切なのは、「わからないからこそ、確認する」という姿勢を持つこと。そして、自分の軸を先に決めておくことで、確認すべきポイントが明確になります。
軸を先に決めておくと、求人を探すときも迷いにくくなります。そして、複数の内定が出たときも、自分の基準でブレずに判断できます。
一人で優先順位が
つかないときは
転職活動というと、求人を探して、応募して、面接を受けて、という「動く」部分に意識が向きがちです。
でも、動く前に「自分にとって何が大切か」を整理しておく時間が、実は一番大切だと感じています。
もし、1人で考えていても、優先順位がわからないとなった方がいたら、一緒に考えることもできます。
人事と一緒に考える
Re Start Careerでは、20代のキャリア相談を行っています。転職するかどうかがまだ決まっていない段階でも、相談できます。
ワークで選んだものや、絞るときに迷ったことを、相談のときにお聞かせください。
人事に相談する日程を選ぶページが新しいタブで開きます